オールドバカラ・柿右衛門・今右衛門の専門店|京都美商ギャラリー 京都美商ギャラリーは、1961年に京都下鴨で創立した西洋アンティーク・肥前磁器の専門店です。長年蒐集をしてきた経験をもとに、オールドバカラやオールドフランス、古伊万里や柿右衛門などを取り扱っております。量産品ばかりの近年では見られなくなった職人技、手作りの温かみの魅力をより多くの方に身近に感じて頂きたいと考えています。

2018年のクリスタル旅行記⑥ バカラ村-バカラ美術館

バカラ村

スタッフの旅行記-⑥
                 

お客様に「バカラは村の名前ですよ。」と話すと驚かれます。
歴史をたどると納得なのだったりするので、今回はそのご紹介も入れながらバカラ村をご紹介(^^♪

              

今回のヨーロッパ旅の目的は4つでした。
          
1 バカラ村でバカラ美術館
2 サン・ルイ美術館
3 パリのバカラ美術館
4 パリの買付け風景チェック

                
スケジュールの都合上、上位1と2を1日で行うという無茶な計画を立てました。。。
※ナンシーから出て、戻ってくるとなると移動時間だけで5時間ほどかかります(笑)

                        

「バカラ村」はフランスの北東部に位置するロレーヌ地方にあり、今でもバカラの作品はこの工場で作られています。            
バカラ村に近づくと、標識がでてきました(^^♪
わくわくしてきます。

               

標識-1ナンシーから出発し、お昼前にバカラ村に到着し、まずは町の散策にいってみました。
             

と言っても田舎な町なので…
特別にご紹介できるような感じでないのですが、のんびりしていてのどかです。

                 

町の写真                     

                

サン・レミ教会

サン・レミ教会
ムルト川の橋を渡るとあるのがサン・レミ教会

                                          
サン・レミ教会は、1944年、第二次世界大戦に連合軍によって破壊されたのち、その跡地に1957年に再建されました。近代芸術としても有名で、教会内の20,000枚のステンドグラスは、バカラ社のクリスタルです。

バカラ村 教会
バカラのクリスタルガラス20,000枚が光を放つ

                              
外からみても教会とは思えない作りなのですが、中もまた現代的で光の世界になってました。  

                   

                 

本命のバカラ工場と美術館

 

【バカラ社の歴史】

250年前、度重なる戦争で経済的に衰退していたフランス。

この時代のガラス状況は、チェコ西部を発祥としたボヘミアングラスがヨーロッパを席巻していたため、フランスでも仕入れにおいて多額の関税がかかっていました。

                       

フランスだけではなく、ドイツ、イギリスでも、ガラスの発展は遅れており、今後の経済復興のカギになることに着目し、フランス東部のロレーヌ地方の統主がガラス参入の考案をルイ15世に提案します。   

                            

そして、1764年にフランス国王ルイ15世がロレーヌ地方にガラス工場を設立することを許可し、沢山の工場が建設されます。バカラ村にできたこの工場は多くの中のひとつでした。その後、1816年にバカラ工場はクリスタルガラスの開発に成功し、今日まで250年の歴史を通し、「クリスタルの王者」として君臨しています。

 

「バカラがあるからバカラ村」ではなく、「バカラ村にできたバカラ」という印象を持ってもらえたらうれしいです(^^♪

 

ではでは、続いて美術館のご紹介☆

バカラ村                      

あいにく、夏休み時期のため、工場は稼働しておらず、人も少ないシーンとした雰囲気。

バカラ村-23
大きな敷地内に工場があります。

                 

美術館に入ると…
美術館入口

     
それほど大きい美術館ではなく、資料館というほうがしっくりくるかもしれません。 
バカラのキラキラッとしたイメージが好みの方は、パリにあるバカラ美術館の方をお勧めしますが…
しかしですね!!
作品の歴史をたどるにはこちらが良い(^^)/
 
撮影OKだったので、撮ってきました!

 

バカラ村美術館
シャンデリアの向こうにジャポニズム作品のデザイン画があります

                

バカラ村-14
資料館のような置き方になっています

                        

ジャポニズムの作品展示コーナー
ジャポニズムの作品展示コーナー

                                

バカラ村-18
日本の皇室が注文した菊紋入りのグラス
春海商会が注文した春海好みの水差し

                       

 

バカラ村-16
1823年から制作を開始し、1841年に世に出て世界征服の使徒「アルクール」と言われ今でも人気が絶えない。この作品は1841年の初期のものです。

                    

オールドバカラ 香水瓶
香水瓶はかわいいですよね! ギャラリーで香水瓶展をしようと思いつきました!

 

奥には展示スペースがあります

                

展示テーブルの壁には写真が飾られていたのですが、明治天皇を発見!!

 

皇帝の写真

                   

左上→フランスの第8代大統領 エミール・ルーベ
右上→スペイン国王 アルフォンソ13世
左下→ロシア皇帝 ニコライ2世
右下→明治天皇
                      
日本とバカラの関係は深く、最初に出会ったのは1867年のパリ万博と言われています。
そして、その54年後の1921年に、時の皇太子(後の昭和天皇)がパリのバカラ店へ訪問されるのですが、半世紀後に旅行を回想された、記憶には二つの言葉しか残っていないと打ち明けられ、その言葉は「ルーヴル」と「バカラ」だったそうですよ。
 

 

                

20世紀の幕開けのシンボルと歌われ、1900年の万博の際に制作したものを、1989年に複製したもの。

             

バカラは1764年にルイ15世の許可のもと、バカラ村に作られた工場ですが、最初はテーブルウェアのような作品を手掛けており、その頃の作品は残っていないそうです。
一番古いグラスでも1821年となり、それ以前の50年は空白です。
ここでは、現在まで200年の移り変わりを見ることができました(^◇^)

              

【プチ情報】
美術館では定期的に「作品の作り方を編集したビデオ」を流し、説明をしてくれるのですが、もちろんフランス語…。
私と同様、理解ができない方に朗報です!

                         

実は京都美商では日本語版DVDをもっております(^_-)-☆ご興味ある方はスタッフまでお声がけください!

                        

名残惜しいのですが時間がないので、次の目的、サンルイ美術館へ向かいます!!

 

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屋号 京都美商株式会社
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電話番号 075-722-2300
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定休日:水曜日
代表者名 井村 欣裕
E-mail info@kyotobisho-gallery.com