オールドバカラ・柿右衛門・今右衛門の専門店|京都美商ギャラリー 京都美商ギャラリーは、1961年に京都下鴨で創立した西洋アンティーク・肥前磁器の専門店です。長年蒐集をしてきた経験をもとに、オールドバカラやオールドフランス、古伊万里や柿右衛門などを取り扱っております。量産品ばかりの近年では見られなくなった職人技、手作りの温かみの魅力をより多くの方に身近に感じて頂きたいと考えています。

フルートとオールドバカラで奏でるジャポニズムの世界

展示会期間のイベント第二弾!!

 

ジャポニズム前後の時代をフルート独奏で楽しむ会

 

今回、フルート・ピッコロ奏者の山村 有佳里さんにご協力いただき、とても素敵な会を開催することができました。

 

今回の記事は少し長いですが、音楽も楽しんでいただけるようにしております。
皆様、音声が聴ける場所でお読みくださいませ♪

フルート・ピッコロ奏者
山村 有佳里さん

 

山村さんは、12年間ヨーロッパでの音楽活動を経て、現在は地元京都を拠点として活躍されるフルート・ピッコロ奏者でいらっしゃいます。

 

夏にギャラリーに遊びに来てくださった際に、「ジャポニズムに影響を受けた作曲家もいるからねー」なんてことを話されていたことで、スタッフ自身がそんな音楽を聴いてみたいと思い、せっかくならお客様にも一緒に聞いていただける時間を設けたいとお話したところ、快く引き受けてくださいました。

 

ジャポニズムの世界

9月16日に会をセッティングし、前半の1時間は、館長による「ジャポニズムとはなにか?」という解説を、オールドバカラや日本の焼き物をご覧いただき解説し、後半はその時期にシノワズリーやジャポニズムに影響を受けた作曲家の曲をフルートによる独奏を行っていただきました。

 

今回は演奏されたフルート曲を中心にご紹介していきたいと思います。

まず一曲目は「Debussy   Syrinx -ドビュッシー シランクス」

 

※短くて申し訳ないです(/_;)

 

ギリシャ神話を基にしたプシュケーのための曲

半獣半身の獣(牧神パン)はシランクスに恋心を抱き、おいかけるも、シランクスは恐怖に駆られて逃げ惑います。川のほとりで行き場をなくしたシランクスは、川の妖精にその場に生えていた「葦」に姿を変えうように頼みます。

葦になっても、シランクスの声に聞きほれた獣のパンは、その葦を折って葦笛フルートを作り、演奏したというお話。その曲が最初に演奏していただいた曲です。

 

ジャポニズムの時代を生きたドビュッシーは浮世絵にも大変興味を持っていて、「海:LA MER」という楽譜には葛飾北斎の富嶽三十六景のひとつ「神奈川沖浪裏」が使用されていると解説される山村さん。

参照:wikipedia

 

そして、続く次の曲は、

ピエール=オクターヴ・フェルー(フランスの作曲家)の「恋に落ちた女羊飼」と「翡翠:ヒスイ」の2曲です。

「恋に落ちた女羊飼」

 

 

「翡翠:ヒスイ」

シノワズリーの時代、中国様式の流行し、中国で大変珍重されていた「ジェイド:翡翠」は、ヨーロッパの人々にとっても大変魅力的な石となりました。バカラ社でもその翡翠を模した作品が作られたように、音楽でも「翡翠」をイメージした曲があったとのこと。

確かにシノワズリーっぽいリズミカルさを感じることができまね(^^♪

 

オールド バカラ
翡翠をイメージした作品
オールド バカラ
翡翠をイメージした作品

 

次に続く曲は1930年生まれの邦人の作曲家:福島 和夫さん。

 

フルートという楽器が、とても日本的な音を出すことができると感じ、西洋の楽器であえて東洋(日本)的な作曲をなさっている。

フルート独奏のためのレクイエム 

縦笛や尺八のような笛の音が感じることができ、歌舞伎の世界をもイメージできるように、フルートは西洋の楽器の中でも東洋の音に近いとされていたと山村さんは話してくださいました。

 

 

そして、最後はボヘミアガラスにつなげて、チェコの作曲家Erwin Schulhoff:エルヴィン・シュルホフの曲を奏でてくださいました。

※こちらは動画ではなく、音楽のみです。

一つの楽器で、これほどに表現力豊かに音楽を奏でることができるというこそ、そして山村さんに解説していただくことで、フルートの音色と、その曲が持つ意味を感じながら大変素敵な時間を過ごすことができました。

 

新しい芸術(アール・ヌーヴォー)と呼ばれた時代、美術作品だけではなく、音楽、バレエ、オペラ、全ての感性が新しく生まれ変わりました。

そんな時代を生きた作曲家が奏でた曲から歴史を紐解く機会を皆様にお愉しみいただきたいとむかえた今回ですが、スタッフの私たちが感動しておりました。

音楽に酔いしれながら、時代と国を行き来でき、まるで旅をしたような気持になりました。

 

ギャラリーでは、これからもお客様に素敵な時間を過ごしてもらえるような企画を考えていきたいと思っております。

 

山村さん、そして、お越しいただきました皆さま、本当にありがとうございました。

 

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京都美商ギャラリーは、1961年に京都下鴨で創立した西洋アンティーク・肥前磁器の専門店です。長年蒐集をしてきた経験をもとに、オールドバカラやオールドフランス、古伊万里や柿右衛門などを取り扱っております。量産品ばかりの近年では見られなくなった職人技、手作りの温かみの魅力をより多くの方に身近に感じて頂きたいと考えています。

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